パスケースのオーダー2
いつもお世話になっている、つくり手、職人さんに寄り添ってSNSで発信されている所さん(つくり手/伝統工芸の魅力を発信)にパスケースのオーダーをいただいた続きです。
前回は柄に糸目糊を置くところまででしたので、今回は色挿し(彩色)です。
筆や刷毛で彩色していきます。
素材は革だけど、やってることは着物や帯を染めるのと同じです。
革はスッと色が浸透していくので色ムラになりやすいです。
着物を染める場合、生地(布)では地入れと言って地入れ剤やふのり、豆汁といったものを生地に一度引染します。色の浸透を遅らせたり、染付きを良くしたりする効果があります。その作業のおかげで生地の方がやりやすいというところがありますが、基本やっていることは着物を染めるのと変わりません。
オーダーというと、わかりにくく、頼みにくいイメージがあるかもしれませんが、細かなやり取りをして、イメージに誤差が少なくなるように進めていきます。
お気軽にご連絡いただければと思います。
手描友禅は江戸時代(約18世紀)より受け継いできた、輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
このように自由に描くことができます。描きたいもの、既製品ではなく他にないものをお望みでしたら、個人様、企業様問わず、お気軽にご連絡ください。オーダー承ってます。
白色の顔料を塗ってます。
花のにおいを入れています。
段々と出来上がってきました。