白地に白彩色の半衿「ほのか」制作中
白地に白色彩色の半衿「ほのか」
商品化、販売に向けて作業してきたのですが、最終段階に近づいてます。
柄は南天、梅、桜、牡丹、もみじ、菊で展開してます。
彩色は残り菊ともみじ。
菊は花びらが重なり、そして細く繊細な感じを出せるように。
もみじは、もみじと言いながらドングリの方が多い印象…、でもそれがかわいい雰囲気が出て個人的にはよし。
そして全ての柄の彩色が終わり、水元の工程へ。
柄の輪郭線の上に置いた糸目糊を水で洗い落とします。
糊と一緒に胡粉(白)が剥がれないか、糊はしっかり落ちてるか、確認しつつ洗い落としていきます。
洗い落とせたら、また吊るして乾かします。
濡れてるので柄ははっきり見えてます。
乾くと少しなじんで、もう少し柄は見えない感じになります。
でも、それが狙い。
あまり見えないかな…と感じつつ、見る角度や光のあたり具合で変化するので、さりげないおしゃれを感じさせます。
「ほのか」は幅広く使える白の半衿に+αのおしゃれを目指したもの
白地に白の彩色が、見る角度、光の当たり具合で柄がほのかに浮かびます。
礼装とまではいかず盛装、普段きもののアクセントに…と幅広く使っていただけます。
完成までもう少し!
もみじの彩色
水元後の乾かしているところ。
糸目糊がある時とは違った印象で見えます。