白地に白彩色の半衿「ほのか」オーダー制作 草稿
白地に白色彩色の半衿「ほのか」南天のオーダーの続き。
小下絵を元に草稿を描いてます。
小下絵と草稿に升目を描いてそれを目安に大まかなあたりを描きます。大体の位置が決まれば、あたりを消して細かく描いていきます。
この方法は高校で日本画を学んでたときに教わりました。
升目を描かずに目分量的に感覚で描くときもあるのですが、しっかりと位置取りしたい時は升目を描きます。
何十年も前に学んだこと今に活かせてます。
「ほのか」は幅広く使える白の半衿に+αのおしゃれを目指したものですので柄はギリギリ見えるところを狙っています。
白地に白の彩色が、見る角度、光の当たり具合で柄が見えたり見えなかったり、ほのかに浮かびます。
礼装とまではいかず盛装、普段きもののアクセントに…と幅広く使っていただけます。
手描友禅は江戸時代(約18世紀)より受け継いできた、輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
このように自由に描くことができます。描きたいもの、既製品ではなく他にないものをお望みでしたら、個人様、企業様問わず、お気軽にご連絡ください。オーダー承ってます。