ファブリックパネル 金太郎 一珍糊
オーダーメイド ファブリックパネル 金太郎
肌の下塗りが乾けば照りの部分を小麦粉を主とした糊、一珍糊で防染します。
一珍はひび割れが味であったり特徴だったりするので、肌に使うのはどうしようかな‥とも思ったのですが、染色技法のひとつでもあり、そういうのも味だと思うので使ってみることにました。
一珍糊が乾けば本来の肌の色を塗っていきます。
一珍は乾くとひび割れたりします。それを味として生かすために糊の上から彩色していきます。
さすがに顔の部分にひび割れがあるのは避けたいので、顔部分の一珍だけはよけて塗ることにしました。
いい感じの味になって色が入ってるかは、一珍をはがすまではわかりません。
肌の上色が乾けば一珍をはがします。
小麦粉を主とした糊なので、生地裏から指でこするとポロポロと浮き上がってきます。
生地目に残ってる糊は伸子針で軽くこすってきれいに落とすようにします。
今回、最終的には良かったのか‥一珍の味であるひび割れがありませんでした。
乾いた時点ではひび割れていたのですが、糊がよく浸透していたのでしょう。
ただ、肌の照りの部分と肌の色のコントラストが激しいので、全体的に淡い色を彩色して馴染ますようにします。
一珍 糊を置いた部分が照りの部分になります
一珍の上から色を彩色していきます
ポロポロとはがれていきます