「KIMONO PROJECT イマジンワンワールド」ーギニアビサウー 振袖制作 糸目糊置き

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「KIMONO PROJECT イマジンワンワールド」https://www.facebook.com/imagineoneworld/
ーギニアビサウー 振袖制作

下絵も済み、糸目糊置きに移ってます。
下絵羽(仮に着物の形に縫う)をほどいて作業していきますので、もう着物の形にはなっていません。反物に戻りました(^-^)

下絵で写した輪郭線の上に糊を置いていきます。
この糊が川でいう堤防の役割をするので、彩色した色が柄からはみ出さず、また、滲まず隣り合う色が混ざり合わずにシャープなものとなって絵画のような表現ができます。
最終、糊を洗い落とすので糊の部分が白い輪郭線となって現れます。
これは友禅の特徴でもあります。

今回はゴム糊を使っていますが、糯米を主とした糊もあります。
ゴム糊と糊の違いは、上がりの線の違いになります。
ゴムは防染力が糊に比べると強いのでよりシャープに白く上がります。糊はゴムに比べると柔らかな線になります。

たまに、ゴムでされた着物は安物で、糊は高級品・・みたいなことを聞くことがありますが、私個人としては、やっている側からすればそんなのは変わりないと思っています。
それぞれに良し悪しがあるので(^-^;
ゴムにはゴムのやり方が、糊には糊のやり方があるので、きれいに上げるためには、それぞれに技術や知識は必要なのです。

で、そういうことを思いながら糊を地道に置いていきます(^-^)

ギニアビサウ振袖糸目糊置き

できるだけ細く、一定の細さになるように気をつけます。

ギニアビサウ振袖糸目糊置き2