以前制作した染額「飛天」が九頭竜大社さんへ奉納されました。

以前制作した染額「飛天」が九頭竜大社さんへ奉納されました。

もう何年も前のことですが、お世話になっていたArts安木さんからのご依頼で、染額の飛天を制作しました。その染額が今月の初めに、八瀬にある九頭竜大社さんへ奉納されました。

店主の安木さんが、このような大作はお寺や、神社など、しかるべきところで飾ってもらう方が良いと考えてくださり、今年に入って色々と動かれていました。

そして今月初めに安木さんより、額を飾っていただけるところが決まったよと、ご連絡いただき、昨日九頭竜大社さんへご挨拶に伺いました。

九頭竜大社さんのブログにも奉納されたことを書いていただいてます。(http://www.kuzuryutaisha.or.jp/index.php/archives/2178

神主さんに制作者ですとご挨拶したら、ご案内しますと仰っていただき、儀式殿に飾ってある染額を見せていただきました。ブログでも書いていただいていましたが、儀式殿正面の右横の壁に、そこへ飾るように作ったかのように、その場所にぴったりと額が展示されていました。(左側の壁には日本画の弁天様が飾られています。)神主さんは弁天様のお顔がやさしく、一目で気に入ったと仰ってました。今月に儀式殿で演奏会をされるそうで、そのタイミングで琵琶を持った弁天様を飾れたことは何かご縁を感じますとも仰ってました。

この染額を制作しているときは、独立して何年か経ち、色々と大変だった時期で(今でもですが(^-^;)お顔を描くときは、自分に言い聞かせるかのように、「ありのままでいいんですよ・・」といった、何もかもをつつみこむような、見守っているような、大きな気持ちを込めて優しいお顔になるように描いていたのを思い出します。なので、お顔が優しくて気に入りましたと聞いた時はうれしく思いました。また、お参りをした後におみくじを引いたのですが、そこに「神は絶えず見守っている」と書いてあったことも、そういう思いを込めてお顔を描いていたこともあり、何かご縁を感じます。私が住んでいる近所に原谷弁財天があること、九頭竜大社での演奏会で演奏される方が、いつもお世話になっている金箔押しの職人さんの弟さんであったことも、何かしらご縁を感じました。

安木さん、九頭竜大社さん、今までの様々な、「ひと」「こと」に感謝いたします。ありがとうございます。

九頭竜大社 飛天

神主さんと一緒に。壁のサイズにぴったりとはまってます。

お顔