昨日、友禅体験にお1人来てくださいました。

昨日、友禅体験にお1人来てくださいました。

手描友禅体験
昨日の午前中、愛知県からお一人体験にこられました。

高級車のメーカーにお勤めで、日本の伝統工芸から何か得られるものがないか各地の職人さんを訪ね回っておられるようです。
色々とお話しして、車は量産するというとことでは手描友禅や、伝統工芸とは違うとはいえ、高価なものをお客様に届けるための課題や悩みは伝統工芸と重なるところがあるな…と感じました。

当日はタイトなスケジュールのようで、昼からは奈良の職人さんお二人(違う業種)に会われるようでした。

たくさんある情報の中からこの体験を選んでいただけて、本当にうれしく思います。

この体験は手描友禅の数ある工程の中から、糸目糊置き、色挿し、水元の3工程を体験していただくものです。

体験に興味のある方はお気軽にご連絡ください。
仕事の都合にもよりますが、できるだけご希望の日時に開催したいと思っております

手描友禅は江戸時代(約18世紀)より受け継いできた、輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
京都では分業が多いのですが、私はデザインから地染めまで全ての行程をひとりで行います。完成までに多数の人を介すことがないので、細かな対応ができます。

個人様、企業様問わず、オリジナルなものを作りたい方はお気軽にご連絡ください。オーダー承ってます。

糸目糊置き

糸目が白かったので日の光に照らしながら彩色されていました。

水元で糸目糊は洗い流されるけど色は落ちないことに、昔の人は良く考えたな・・と仰ってました。