染帯の仕立が上がりました。
9月初め、「京宿うさぎ」で開催された展示会でお買い上げいただいた葡萄の染帯の仕立てが上がってきました。
仕立てると何だかキリッとした雰囲気になります。
生地幅が普通の名古屋帯より狭いのですが、単衣の着物に合わすから少し狭くても大丈夫だろうと仰ってくださり、ご了承いただきご購入いただきました。
仕立てるときの帯芯が固いと締めにくいのでどんなものを使うのか見たいと仰ったので、固すぎず柔らかすぎず中間の固さのものを仕入れてお見せし、仕立てに出しました。
仕立て方も、開き仕立てがよいとのことでしたので、そのように仕立ててもらいました。
この仕立てなら生地幅が狭くても、腹の幅は自由に調節できます。
10月2日にお渡しする予定です。
今回は、長く在庫として持っていたものなので、仕立て代込みの特別価格でしたが、お客様好みのオーダーも承っています。お気軽にご相談ください。柄にもよりますが、80,000~150,000円くらいでお作りできます。
手描友禅は江戸時代(約18世紀)より受け継いできた、輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
私はデザインから地染めまで全ての行程をひとりで行います。完成までに多数の人を介すことがないので、細かな対応ができます。
着物、帯の他、ストールやファブリックパネルなどもオーダー承っています。オリジナルなものを作りたい方はお気軽にご連絡ください。