取材準備
絵画を纏うストール。
白鳳凰。
デザイン化されたものは使いやすいのかもしれませんが、あえて絵画のように表現し、絵画を纏うということをしてもらえたら…と考えました。
若冲の鳳凰を参考に。
素材:シルク
サイズ:約55×200㎝(完成予定)
水曜日に海外から取材に来られる予定で、引染を見ていただけたらと準備してます。
現段階は、色挿しした柄を糊で防染する「伏せ」の作業です。伏せ終われば糊が乾く前にひき粉(細かなおがくず)をまいて糊を保護します。
取材では他に、色挿し、糸目糊置きも見ていただく予定で準備してます。
せっかく遠いところから来られるので、できるだけのことはしたいな…と思ってます。
当日はどうなることやら。
手描友禅は江戸時代(約18世紀)より受け継いできた着物を染めるための技術です。輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
京都では分業が多いのですが、私はデザインから地染めまで全ての行程をひとりで行います。完成までに多数の人を介すことがないので、細かな対応ができます。
着物、帯の他、ストールやファブリックパネルなどのオーダーも承っています。個人様、業者様問わず、オリジナルなものを作りたい方はお気軽にご連絡ください。
色挿し
伏せ前
伏せ
糊が乾く前にひき粉をのせていきます。
全体にまきます。