パスケースのオーダー
いつもお世話になっていて、つくり手、職人さんに寄り添っておられSNSで発信されている所さん（つくり手/伝統工芸の魅力を発信）にパスケースのオーダーをいただきました。
まずは、どんな柄をご希望かお聞きし、小下絵を描きます。
富士山と桜をご希望でしたので、まずは2パターンの小下絵を描いてお見せしました。
ひとつは富士山に桜のデザイン、もうひとつは逆さ富士に散り桜のデザイン。
赤富士がお好きということでしたので、赤い富士山に。地色はピンクがご希望だったので、ピンクにしてベースをピンクに合わせて黄色やオレンジにする予定で描きました。
お見せすると、富士山に桜も良いけど逆さ富士も捨てがたいと仰っていたので、両方をミックスさせましょうか？ということでミックスしたものに最終決定しました。
デザインが決まれば制作に進みます。
革に下絵を写して糸目糊を置いていきます。
色の組み合わせはお任せしますということでしたので、柄を完成させてからそれに合わせて色を決めたいと思います。
オーダーというと、わかりにくく頼みにくいイメージがあるかもしれませんが、このようなやり取りをして、イメージに誤差が少なくなるように進めていきます。こんなイメージですという画像などいただけると、その誤差も少なく私も考えやすいです。
お気軽にご連絡いただければと思います。
手描友禅は江戸時代（約18世紀）より受け継いできた、輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
このように自由に描くことができます。描きたいもの、既製品ではなく他にないものをお望みでしたら、個人様、企業様問わず、お気軽にご連絡ください。オーダー承ってます。
最終決定した小下絵
富士山に桜
逆さ富士に散り桜
配色のご提案 ピンクイエロー
配色のご提案 ピンクオレンジ
下絵を写した後、輪郭に糸目糊を置きます