オーダーメイドご注文の流れ
下部に実際に制作したものの流れを参考事例として記載しています。
制作したアイテムの一部を「オーダーメイド作品 制作例」のページでご覧いただけます。ご参考にしていただけらばと思います。(クリックするとページへ移動します。)
1、ご注文方法
お作りされたいアイテム(着物・帯・ストールなど)、素材(麻・絹など)、柄(草花・動物など)を「お問い合わせ」からご連絡下さいませ。
サイト内の作品を参考にしていただいても良いですし、こんなものというイメージ画像をお送りいただいても良いです。※イメージ画像はお問い合わせからは送信できませんので2回目以降のメールのやりとりの中でお送りして頂く事になります。
2、頂いたご注文内容につきまして、ご連絡いたします。
お伝えいただいた情報をもとに、技術的にできること、できないことを判断させていただき、新たな提案など含め返信いたします。
3、デザイン制作を開始いたします。
ご提案した内容にご了承いただければ、制作開始となり、小下絵(完成ラフ画)を描き、デザインを詰めていきます。
※制作を開始する前、場合によっては小下絵後に「オーダーメイドご注文に関しての確認事項」のPDFデータをお送りしますので、内容をご確認、承諾いただいたうえで自筆で必要事項にご記入、画像で返信していただきます。
※メールでのやりとりになりますが、2~3度の修正でデザインが決まるようにお願いいたします。修正が多くなると加工代として加算させていただきます。
4、デザインを元に制作を開始いたします。
デザインが決まれば生地への制作にかかっていきます。
※制作期間に余裕をもってご相談ください。デザインの構想期間を除き、実際に作業にかかってから概ね、柄の少ない着物で3ヶ月以上、帯で2ヶ月くらいで仕上がります。仕事の詰まり具合にもよりますのでこの期間以上のお時間をいただけることを推奨します。
※個人様、業者様、問わず承っております。お気軽にご相談ください。
※業者様はその旨お伝えください。卸価格のご相談承ります。
※ご希望の金額での制作にも対応いたします。(例えば白半衿「ほのか」での制作で既製品と同額での制作の場合、柄の量は既成のものより少なくなります。約半分くらいの量になります。ご希望に添えない場合もあります。)
※制作にあたり、小下絵が完成し草稿を描く段階で内金をお支払いいただきます。金額は制作物によって異なります。金額はこちらからお伝えいたします。目安金額1~10万円。
※代金のお支払いは銀行振り込み又はsquareによるカード決済(メールにて請求書を発行しカードでお支払い)となります。完成品に関しては染工房正茂のショップページに「ご予約品」としてアップし、カートに入れての手続きも可能となります。お支払い時にご希望をお聞きします。振込手数料はご負担いただきます。カード会社によっては決済できない場合もあります。
※制作途中でのキャンセルはキャンセル料をいただきます。小下絵の段階では10,000円+税、小下絵が完成し草稿段階では内金全額、その後生地への制作が開始した場合は内金含め完成相当額をキャンセル料としていただきます。
※オーダーメイドではお客様とのイメージの誤差を少なくするために何度もやり取りをします。完成したものに関してのクレーム、返品はお受けできませんので予めご了承ください。
※お客様に許可を得た上で制作過程や完成品をHP、SNS等で掲載、発信させていただきます。許可をいただいた場合は完成後時間が経過しても画像を使わせていただくことがあります。
※使用する生地や革は検品して使用しますが、染めて初めてわかる傷や染めムラが出てくる場合があります。発見した場合は地直しなどしますが、直しきれないものもあります。その場合はご相談いたします。特に革は多少の傷、血筋などは使用いたします。素材を無駄なく使うこと、生きた証とご理解ください。
オーダーメイドのご相談はこちらから(クリックするとお問い合わせへ飛びます)
参考画像 小下絵→完成
染帯「金魚」
振袖「ギニアビサウ」
参考事例
実際にオーダーいただいたものを参考事例として制作の流れをイメージしていただければと思います。
革のパスケースの場合。※ご購入いただいたお客様には許可をいただいています。
①お客様よりパスケースのオーダーメイドのご依頼
②どのような柄を描くのかお聞きし、富士山と桜がご希望だったので、それを元に小下絵を描き、色見本もお見せします。(※色見本は画像でお送りしますので、実際のものとは色味が異なることがあります。)2パターン、富士山に桜と逆さ富士に散桜を考えました。
今回は、柄の大体のイメージを、ネット検索で探していただいていて画像を送っていただいています。
※実際にある商品や自作のラフ画でもいいのでイメージできる画像などがあれば、より、お客様のイメージに近いものができます。
小下絵 富士山に桜
小下絵 逆さ富士に散桜
色見本
③お客様が、富士山に桜もいいけど、逆さ富士も捨てがたいと仰ったので、ミックスすることをご提案。新たに小下絵を描き、地色の配色もお見せします。(ピンクがお好きだということで、ピンクを主とした配色2パターン)
逆さ富士に桜
ピンクにイエローの配色
ピンクにオレンジの配色
④小下絵のデザインにOKをいただき、実際に制作へと移ります。配色はお任せしますということでしたので、柄の彩色ができてから考えることにしました。
⑤制作にかかり、何度か進み具合の画像をお送りして完成へと進めていきます。
糸目糊置き
色挿し
革の接着、コバ処理(裁断面の染色)
縫製
⑥完成し、お客様に発送
完成
過去作品や画像を元に制作した場合
①元になる作品や画像を教えていただく、または画像を送っていただきます。それを元にご希望をご提示ください。
例)以前にSNSで牡丹のタペストリーを見たのですが、それを元に帯を作ってもらえませんか?地色はグレーで花にてんとう虫を入れてほしいです。
元になる画像
②画像を元に小下絵、草稿を描きます。
※基本、小下絵を描いて確認しますが、信頼をしていただいて全てお任せで進めてくださいという場合は草稿を描き進めていきます。
③生地に下絵を写し糸目糊を置いていきます。
④色挿し(彩色)します。
⑤色挿しした部分を防染します。
⑥引染(地染め)
⑦糊を落とし色を定着させ仕上げ加工します。
⑧完成(仕立てのご希望もお伝えください)
お太鼓
腹